手話通訳士の仕事

聴覚障害を持つ方のサポートができる手話通訳士

聴覚障害を持つ方が健常者とコミュニケーションをとるのは非常に難しいため、聴覚障害者の方々のコミュニケーションツールとなる手話を利用する事が望まれます。
この手話を用いて健常者と聴覚障害をお持ちの方とのコミュニケーションをサポートするのが、手話通訳士です。

聴覚に町外をお持ちの方の手話を日本語に訳す、逆に健常者の日本語を手話に訳し通訳を行います。
ただ単に聴覚障害をお持ちの方の言葉を伝えるのではなく、その方の世界観、考え方を考慮し伝える事が大切となるので、相手の方の気持ちに立ちどのような事を伝えようとしているのかを深く考え通訳する必要があります。

国家資格ではなく誰でも取得できる資格

特別なスキルなどが必要ではなく手話を覚えることで誰でも出来る仕事となりますが、厚生労働省認定の手話通訳士としての資格を保有されている方は、警察、裁判、選挙といった公的な場所で資格を活かし働くことが可能です。
しかしこうした場所での絶対数が少ないので、その他の資格を得ることで、手話通訳ができる福祉関係者などの立場で働くことが望ましいでしょう。

単体で活躍することは難しいのですが、福祉施設などで手話通訳ができるという事が有利になる施設もあります。
手話通訳士であることで、待遇面など優遇措置がある事もありますし、役場の福祉課などで活躍される公務員の手話通訳士もいます。

手話を学ぶためには

独学でももちろん手話を学ぶことができますし、サークルなどで覚える事もできます。
基礎から応用までしっかりと手話を学びたいという場合、福祉系の学校で学ぶことも可能です。

手話通訳士と名乗るためには、厚生労働省認定の手話通訳士の資格取得、若しくは都道府県認定の手話通訳士の試験に合格する事で活躍する事が出来ます。
手話通訳士として全国の施設などで活躍される多くの方が都道府県における手話通訳士試験合格者です。

厚生労働省認定の手話通訳士試験は、年1回行われます。
この試験は20歳以上で3年程度手話経験があるという方であれば主権することができます。
しかし実技のほか、手話通訳や障害者福祉に関係する知識なども問われる試験で難しい試験といわれています。
合格率は20%から30%程度といわれ、難易度の高い試験です。

都道府県で実施される試験は全国手話研修センターが行っている試験で、手話通訳者全国統一試験というものです。
この試験は、手話通訳者養成課程修了者、手話通訳者課程修了者と同等の知識と技術を有するものという条件があり、この試験も難しい試験です。
この試験に合格すると、各都道府県で手話通訳士として登録され、様々な活動が可能となります。