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『ボケてたまるか! 62歳記者認知症早期治療実体験ルポ』

ボケてたまるか! 62歳記者認知症早期治療実体験ルポの内容

スクープ汽車が60歳を超えて、物忘れが多くなってきて「ボケの始まりだ」と不安になります。
そこで、大学病院の「もの忘れ外来」へ。
 
診断され、早期治療を行い、患者たちとの交流や体当たりで実験するという実体験をもとに、認知症の早期治療をレポートしている本です。
認知症だと気づくところから、診断へ行き、生活を正します。
 
体は健康になっても、脳はそうはいきません。
「ボケてたまるか」というインパクトのあるタイトルと、そのタイトル通りの面白い内容に、介護をしている者、そしてこれから介護が必要になるかもしれない人から見ると、とても興味深いものがあります。
 
作者は、1952年福岡生まれの山本さんです。
朝日新聞社に勤めており、その他取材や連載編集などに携わっていました。
 
ストレスや認知症のこと、生活習慣病のこと、治療に関することなど鮮明に描かれており、治療の改善のヒントとなるようなこともたくさん書かれています。
 
この本を読んだ人は、「これだけの文章が作れる人が、経度認知症なら私はすでに認知症患者だと自信がなくなる」という感想もあります。
 

もし認知症になったら、どうしますか?

物忘れがひどくなる、これは、自分では気付かないかもしれません。
おだやかに日常を過ごしている定年後。
ふとした拍子に、認知症じゃないかと思ったら、もし病院で認知症だと診断されたら、あなたはどうしますか?
 
ガンだと申告されたら、治療に専念するもしくは、余命を楽しく生きられるようにと気持ちを切り替えることができます。
ですが、認知症はそうはいきません。
なぜなら、「完全な治癒はないから」です。
 
治療ができるものもあります。
ですが、ほとんどの場合が進行を遅らせる程度のもの。
認知症は、「完全にストップさせることはできない」のです。
 
ボケに対する不安や、葛藤。
それを描いている「ボケてたまるか! 62歳記者認知症早期治療実体験ルポ」は、すべての方に読んで欲しい本です。
 
認知症に気付いたら、誰でも焦りますよ。
どうしようか、病院へ行くのか、物忘れしないようにしても、忘れてしまう。
日常生活の中で、どうしていくべきなのか。
 
この本を読んで、参考になったという方はたくさんいます。
これから介護職に就きたいと考えている方にも、ぜひ読んでほしい本です。