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後を絶たない介護施設での虐待事件

介護施設での虐待事件

はっきり言いますが、介護施設での虐待事件が後を耐えないのは、要介護者が「何も言えない」利用者が「反抗できない」からです。
それをいいことに、介護職員が虐待をするなど、頭がおかしいとしか言えません。
 
先日も、山口県下関市で、知的障碍者への虐待がビデオ映像として流れていましたね。
職員内の報告によって明るみになったことだそうですが、いつどこで、虐待が行われているかわかったもんじゃありません。
 
私の知っている介護施設でも一度ありました。
職員は逮捕されましたが、もし虐待などがあれば、その施設はもう運営できなくなってしまいます。
第一に信用がありませんし、利用者の方もご家族も、不安になります。
 
だからこそ、「高齢者の方の居場所がなくなっていく」のです。
1人の虐待により、施設が運営できなくなれば、数十人もの高齢者の居場所がなくなってしまいます。
 
虐待などする職員は、虐待をした利用者さんだけでなく、その他の利用者さんへも負担をかけてしまうことになるのです。
でも、実際に働いている職員からは、こんな声も上がっています。
 

あってはならないことだけど・・・

介護職員による虐待、あってはならないことだけど、したくなる一瞬っていうのは理解できる。
これが介護職員のホンネです。
 
わからなくもありませんが、「絶対にダメなこと」を「ついやってしまった」人が逮捕されているんです。
絶対にダメだと考える時って、天使と悪魔がささやいています。
 
現場で働く職員は、常にこんな葛藤をしている方も多くいらっしゃるでしょう。
これはもう、育児と同じです。
 
手を出しちゃいけない。
昔は「叩く」という教育があったかもしれませんが、今の日本では「言い聞かせる」ことが当たり前。
叩くのは体罰、虐待だと捉えられてしまいます。
 
育児と同じように、面倒を見ている側にはそれなりに葛藤があります。
「叩いちゃいけない、言い聞かさないと。でも、要介護者はわかっちゃくれない」
育児と違うところは、介護の場合は利用者さんが成長することはないという点です。
 
改善できない、どうにもしようがないことは、できるだけ対処できるようにするしかありません。
現場のホンネをいえば、お風呂やトイレで暴れる利用者さんもいますし、逆に職員を殴った入居者さんもいます。
 
殴っても、入居者さんの場合は問題にはなりません。
避けなかった職員が悪いのですから。
 
そんなストレスが溜まる現場で、「つい」という気持ちが先走ってしまう。
その気持ちがわからなくもない、これこそ現場の一番のホンネでしょう。
 

でも、あっちゃいけない

そうは言っても、虐待なんてあってはいけないこと。
絶対に、してはいけないことなのです。
 
ではどうすれば良いのか?
国はもっと、現場のことを考えて対策を取るべきではないでしょうか。
 
介護職員へのニーズは高まってきています。
さまざまな施設やサービスが登場しているからか、ご家族の方からは「こんなこともできないのか!?」というニーズが飛び交っています。
 
そんなニーズに対応するには、国がもう少し現場を考慮したサービスを出すべきでしょう。
賃金を上げる、施設運営をしやすくするなど。
 
質の高いサービスを望むのなら、虐待するか?目をつむるか?という葛藤の中で生きている現場スタッフの声に耳を傾けるべきですね。